コーヒーの豆知識

モカコーヒーとは?歴史や種類、特徴など基礎知識を紹介!

「モカ」という名前は、誰もが聞いたことがあると思います。

モカコーヒーは味わいも優れていることから、 世界中で愛飲されています。

「カフェモカ」としても有名ですが、厳密には「カフェモカ=モカではない」こと、意外と知られていませんね。

今回はそんなモカコーヒーの基本情報をご紹介します。

モカコーヒーとは

イエメンの国旗

モカは、中東の国イエメンの都市の名前です。

海に面したモカの港から出荷されるイエメン産のコーヒーは全て「モカ」と名付けられます。

上質な味のおかげで今となっては世界的に有名ですが、モカがイエメンの都市であること、またイエメンという国もあまり知られず今に至ります。

モカ(イエメン)コーヒーの歴史

たくさんの本が詰まった部屋

モカコーヒーの歴史はとても古いです。

15世紀頃、イエメンではコーヒーの栽培が盛んになり、貿易都市であるモカからコーヒーの取引が始まりました。

19世紀頃には、イエメンから陸続きに伝わっていったヨーロッパの国々が、イエメンに農場や工場を持ち、産業として本格化していきました。

そして現在でも独特な味わいのあるモカコーヒーは世界中のスタンダード品種として愛飲されているのです。

コーヒーの起源説「修道士シェーク・オマール」

コーヒーの起源には

  • イランの医師 アル・ラーズィー(ラーゼス)
  • エチオピアのヤギ飼いの少年 カルディ

などが有力ですが、「イエメンの修道士 シェークオマ-ル」もコーヒーを発見した、あるいは広めた人として伝えられています。

オマールはある時、国の王女に恋をしてしまい、その罪で街を追いやられます。

その後、辿り着いた山の中で赤い実(コーヒーノキ)を見つけ、その効能を人々に広めて回ったといわれています。



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モカコーヒーの種類

コーヒー豆

モカはそれ自体がコーヒー豆の種類であり、銘柄です。

主には冠名として使われ、「モカ・何々」といった銘柄で出荷されます。

またイエメンの対岸に位置する国エチオピアでも同種が栽培出荷され、モカの名が付けられています。

イエメンで栽培され出荷されるモカは「モカ・マタリ」といいます。

エチオピア産のモカは多数あり、「シダモ」「ハラー」「ディマ」「レケンプティ」「アビシニア」「イルガチェフェ」など、収穫された地名が付いています。

それぞれの品質に大差はないとされますが、イエメンではコーヒーの等級付け(グレードランク)がないため、豆を輸入した際に入念なハンドピック(手作業による欠陥豆や異物除去)が必要になります。

手間がかかる分、モカは品質以上に価格が高くなってしまうのですね。

モカコーヒーの特徴

コーヒーを淹れる様子

モカコーヒーの最も大きな特徴は、「モカフレーバー(モカ香)」とも呼ばれる、チョコレート風の甘みと香りです。

高品質なモカはストレートでも苦味が控えめで飲みやすく、高級感を漂わせ、「コーヒーの貴婦人」とも称されます。

ですが前述したように、イエメンは等級付けもなければ、これまでの歴史の中で栽培環境が悪くなることもありましたので、当然に輸出されるモカの品質にもばらつきが出たといいます。

実際、生産量や輸出量も世界で見て特に多くはありません。

「モカ」という名前がカフェモカや一時期のブームなどによってあまりにも有名になり、現在に至るわけです。

インドネシアコーヒーとのブレンド「モカ・ジャバ」

モカはストレートで飲んでも爽やかで良いですが、ブレンドに用いられることが非常に多いことでも知られています。

特に有名なのが、インドネシアコーヒー「ジャバ」と合わせた「モカ・ジャバ」です。

ジャバは独特の匂いがあり、モカの爽やかさと甘さによく合うといわれているのですね。

またエチオピア産のモカは、多くはブラジル産の豆とブレンドされることが多いようです。

ブラジルコーヒーには特に際立った特徴はないので、モカの風味にややコーヒーらしいスタンダードな苦味が加わるとイメージすると良いでしょう。

「カフェ・モカ」はモカコーヒー風味のドリンク

モカの名前以上に「カフェ・モカ」として知っている方が大半だと思います。

実はカフェモカはモカの風味を真似て考案されたコーヒードリンクの一種なのです。

上質なモカには「チョコレートのような甘みと香り」があります。

カフェモカは、そのモカの甘みと香りを再現するためにチョコレートソースを加えた飲み物で、厳密にはモカを使用して淹れたとも限りません(使用する場合もあります)。

スタバやドトールでも定番のカフェモカは、そんな上質モカを模したドリンクメニューだったのですね。

チョコのような甘みと香りの引き立つモカコーヒー

モカは、正式には中東国イエメンの都市の名前で、エチオピア産も含め、モカから出荷される豆にその名が付けられます。

歴史はとても古く、コーヒーのルーツともいわれます。

チョコレートを思わせる香りと甘みは「モカフレーバー」と呼ばれ、ストレートでも味わい深い高級な品種として愛されています。

実際は生産輸出ともに多くはなく(イエメンの情勢も関係する)、チョコレートを加えてモカ風にしたドリンク「カフェ・モカ」などが定番となったおかげで、名前だけがとにかく有名です。

上質なモカがまた多く世に出回るようになれば良いですね。

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ライター/作家名「山口歌糸」/オフィスタイト代表/竹取物語に関する評論文で「市民文芸ふじのみや第46号 随筆の部優秀賞」/UCCドリップマスター認定

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