コーヒーの豆知識

ブレンドコーヒーとは?ブレンドする理由や銘柄の特徴を詳しく紹介

違う種類のコーヒー豆を混ぜて使用することを「ブレンド」といいます。

専門店やスーパーなどでも売られ、すでにブレンドされている商品も多いです。

ところであなたはどうしてコーヒーはブレンドされるのかご存知ですか?

その理由や銘柄の特徴を知ればあなたのコーヒーライフがもっと楽しくなりますよ。

ここではそんなブレンドコーヒーについて、なぜコーヒーをブレンドするのか、代表的な銘柄の特徴、有名ブレンドなど幅広く紹介していきます。

ブレンドコーヒーとは

コーヒーとテーブル

ブレンドコーヒーとは“複数の産地のコーヒー豆を混ぜあわせて作ったコーヒー”のことです。

ではなぜコーヒーをブレンドするのか、理由はいくつかあります。

コーヒーをブレンドする理由

  1. 苦味や酸味の強い品種のバランスを整える
  2. 香りの強いを豆を引き立て役に用いる
  3. 高価な豆をかさ増して、リーズナブルな値段にする

目的の多くは 「バランスを整える」「特徴を引き立てる」ためです。

コーヒーには苦味と酸味のバランス、香りの強さや種類といった特徴がそれぞれにあります。

ストレートで飲むことでもその銘柄の良さがわかるものですが、ブレンドすることにより味わいを整えたり、新しい味を楽しむことができます。



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また、多種を用いる「ブレンド」に対して、一種類の豆だけを使うことを「シングルオリジン」といいます。

シングルオリジン(ストレート)とブレンド

コーヒー豆

シングルオリジンは「ストレート」ともいいますが、ブラック(砂糖やミルクを入れない)で飲むことも指しますので、一種類だけで淹れる場合や販売される際にはシングルオリジンと呼ばれます。

シングルオリジンは、その豆の特徴だけを味わいたい時に。

ブレンドは、色々な特徴を楽しむことができます。

シングルオリジンは原色(青、赤、緑など)、ブレンドはそれらが混ざった色彩のようなものです。

ブレンドがあるからこそコーヒーはより多彩となり、世界中の人に楽しまれているのです。

ブレンドのコツ「銘柄の特徴を知ろう」

コーヒー豆

ブレンドを嗜むには、銘柄の特徴を知らなければなりません。

コーヒーの要素は、大きく分けて「苦味」「酸味」「甘み」「香り」があります。

本来は歓迎されない「雑味」も、通好みの人には特徴として挙げられることも。

代表的な銘柄の特徴を知っておくと、ブレンドを購入する際にも味のイメージをつかむことができます。

代表的な銘柄の特徴

◇ブラジル

苦味酸味のバランスが良い。香りもスタンダード。

◇コロンビア

酸味が強い。さっぱりとした味わい。

◇モカ(イエメン)

甘みとコクがある。やや酸味寄り。

◇キリマンジャロ(タンザニア)

強い酸味とコクがある。

◇ブルーマウンテン(ジャマイカ)

香りがとても強い。口当たりが滑らかで、味がさっぱりとした最高級品種。

◇ジャバ(インドネシア)

独特の香り(木、燻製のよう)。味は苦味寄り。

◇マンデリン(インドネシア)

苦味が強い。コクと深みのある高級品種。

◇コナ(ハワイ)

酸味の強い高級品種。

◇グアテマラ

酸味が強く、キリッとした味わい。

◇ケニア

酸味が強く、フルーツのような爽やかさがある。

お店でも多く見かけられるのは上から5種類くらいでしょうか。

ブラジルとコロンビアは定番です。

モカとキリマンは酸味のアクセント、ブルマンは贅沢なひとときのために選ばれます。

これらの特徴を何となく知っておくと、

「ブラジルとモカを合わせ、酸味をまろやかに」

「キリマンジャロとマンデリンを合わせ、バランス良い味わいに」

といったように作る前にイメージができます。

また三種類以上混ぜることもあり、特徴を活かしつつ、バランスを整え、新しい味を見つけ出すこともできるのです。

代表的な有名ブレンド

コーヒー豆

ブレンドには歴史があり、すでに有名な品種がいくつかあります。

いわばブレンドの見本とされ、理想的なバランスです。

代表的な有名ブレンドをいくつかご紹介します。

モカとジャバを合わせた「モカ・ジャバ」

ブレンドといえば「モカジャバ」です。

最近は二種類とも品質が安定しなくなった話もあり、商品を見かけなくなりましたが、ひと昔前まではブレンドといえばこれでした。

インドネシアコーヒーの「ジャバ」は苦味と香ばしさに特徴があり、通好みのちょっと変わった品種です。

対して「モカ」の甘みとコクを加えることで、ジャバの個性を活かしたまま飲みやすいブレンドコーヒーに仕上げたのです。

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今でもシングルオリジンで販売はされているので、自分で組み合わせて試飲するのもおすすめです。

香り豊かな「ブルーマウンテンブレンド」

最高級品種「ブルーマウンテン」は、ストレートで飲むことはあまりありません。

理由は「価格」と「香り」です。

ブルマンは香りの強い品種なので、多少ほかの豆が混ざっても存在感は消えません。

ブレンドにすると価格も抑えられるので、基本的には「ブルーマウンテンブレンド」として売られます。

商品名に用いるのに必要な割合は30%(全日本コーヒー協会制定)なので、「ブルマンブレンド」とあれば最低3割はブルーマウンテンが使用されています。

気高い香りは、3割といえども確かに感じられるはず。

高級品種を元にしたブレンドの代表的な商品です。

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定番の「コロンビアブレンド」

日本の定番銘柄のうち、コロンビアはよくブレンドの冠名に用いられます。

コロンビアの特徴は爽やかな酸味です。

安価で提供するためのブレンドに用いる苦味寄りの豆(主にロブスタ種)と混ぜても、コロンビアらしい酸味がリードし、上質な印象を与えるのですね。

コロンビア豆自体も高級ではないので、最低ラインの3割量ではなく多く使用されていると思います。

缶コーヒーやインスタントなどにも多用されるので、知らないうちに誰もが馴染んでいる人気ブレンドです。

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ブレンドに隠された闇

コーヒーカップとコーヒー豆

ブレンドする理由は「バランスを整える」「個性を活かし合う」などですが、もう一つの理由に「低価格を実現するため」が挙げられます。

シングルオリジンでも販売される豆は「そのままでも飲める品種」

言い換えれば高級品です。

高級な豆同士をブレンドするのであれば、価格が安くなるはずはなく、安価な豆が混ぜられるからこそ低価格で売られるのです。

お店でも見かける安価なブレンド豆、あるいは缶コーヒーやインスタントコーヒーなどは、コーヒーの相場から計算しても不自然なほど安く、「シングルでは飲めないほどの低級豆」が使用されているとも考えられます。

実際に香料、甘味料、着色料などを使ってそれらしく仕上げることは可能なのですから。

おわりに

以上、ブレンドコーヒーの基礎知識をご紹介しました。

ブレンドは「より良いコーヒーを探すため」の手法ですが、一方で「より安いコーヒーを作るため」にも利用されます。

「ブレンド=安くて手軽」というイメージが庶民に根付いているのもその理由からです。

ブレンドの可能性は無限です。

銘柄の特徴を知るほどより楽しくなり、狙い通りの味が作り出せたらコーヒー通としても大きな自信になります。

ぜひ自分だけのオリジナルブレンドを考えてみてはいかがでしょうか。

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ライター/作家名「山口歌糸」/オフィスタイト代表/竹取物語に関する評論文で「市民文芸ふじのみや第46号 随筆の部優秀賞」/UCCドリップマスター認定

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